コラム Column

日本の経済を支える内航海運

当社、盛徳海運建設株式会社が属する内航海運業は、国内貨物の約4割を運搬するなど日本の経済と文化に不可欠な役割を果たしています。

また環境面では、特にCO2排出量の観点から見ると、内航海運は陸上輸送に比べて環境に優しい選択肢です。例えば、内航海運は自家用トラックの約24分の1、営業用トラックの約3分の1のCO2を排出するに過ぎません。これは、1トンキロメートルあたりのエネルギー消費量が営業用貨物車の約1/7、CO2排出でも約1/5であるといわれています。

しかし、この持続可能な海上輸送は、船員不足という深刻な問題に直面しており、当社も同様です。日本全体では、過去40年間で船員数は7.1万人から2.8万人へと減少し、50歳以上の船員が全体の約半分を占めるなど、高齢化が進んでいます。この船員不足は、国内の貨物輸送活動量の約4割を担う内航海運の将来にとって大きな脅威です。

私たちの会社、SEITOKU-LINEは、このような状況の中で、5隻の船舶(ガット船)と約40名の熟練した船員を擁し、安全かつ効率的な輸送サービスを提供しています。

また海上輸送だけでなく、空港建設や護岸工事などの国家プロジェクトの工事も直接施工しています。

私たちは、環境への影響を最小限に抑えながら、日本の経済活動を支える重要な役割を担っていることを誇りに思っています。

そして、船員不足の問題にも積極的に取り組み、次世代の船員育成に努めています。私たちの取り組みが、持続可能な内航海運の未来を築く一助となることを願っています。

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