コラム Column

進水式と支綱切断(しこうせつだん)

進水式は、新造船舶が生まれて初めて海に浮かぶ瞬間を祝う壮大な式典であり、船としての誕生を祝い航海の無事を祈る式典です。この儀式は、まさに船の命が吹き込まれる瞬間です。

当社では、昨年2023年3月25日に「第二十さだ丸」の進水式を行いました。

式典では、命名式において「第二十さだ丸」と命名され、いよいよ進水の時を迎えます。

進水の際は、まず船底の両側に残されていた支えや盤木が外され、次に船体をつないでいる支え綱を斧で断ち切ります。

斧が振り下ろされ、綱が切られると、499トンの船体がゆっくりと動きだし、船首に飾られたくす玉が割れ紙吹雪が舞い散る中、第二十さだ丸は船台を滑走し水しぶきをあげて進水しました。この瞬間は、まさに壮観です。

この綱を切る儀式、作業が「支綱(しこう)切断」といわれています。

進水式の支綱切断に欠かせない斧は、造船所が船ごとに新しく作り、その記念として船主に渡されます。

当社では、新造船のガット船「第二十さだ丸」や「第五十七さだ丸」(2020年竣工)などの支綱切断で使用した歴代の斧を事務所や会議室などに展示しています。

当社、盛徳海運建設の本社へお越しの際は、ぜひご覧ください。


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